簡単・確実!自分にあったコース・学校を探す
スウェーデンには約150校のフォルクフーグスコーラがあり、約2,000のコースが提供されています。座学だけに留まらないバリエーション豊かな専攻にあふれているので、あなたの好奇心をくすぐるコースがきっと見つかるでしょう。
この記事では、一番簡単で確実に自分に合った学校を見つける手順を解説しています。
この記事で分かること
✓ 留学先の希望条件の考え方
✓ 自分にあったコースの探し方
✓ 筆者の実体験(5ステップのヒント)
(所要時間: 約10分)
STEP1:希望条件を設定
自分に合ったコース・学校を見つける手順のポイントは、「留学の希望条件」✖「自分の興味」を基準にコース探しをすること、これだけです。
選んだコースや学校で後悔しないために、このステップで自分自身の希望や展望としっかり向き合いましょう。
さっそく順を追って、具体的に解説しましょう。
留学の希望条件を考える
どういったスタイルで学びたいのか、どんな気候や住環境で暮らしたいか、余暇をどう過ごしたいかなど、自分の求める具体的な留学生活についてリアルに想像して考えてみましょう。
留学の”希望条件”を設定する
- 留学で実現したいこと
なぜフォルクフーグスコーラへの留学を検討していますか? 留学にどんな価値観を見出すかはあなた次第です。
例:
・完全に長期休暇と銘打って”趣味”に走る
・”手に職”、”専門知識”を身に付けて将来の展望に活かす
・興味があったが中々手を出せなかった分野に飛び込んでみる
- 学びのスタイル
あなたの求める学習スタイルはどのタイプですか?
・座学中心に新しいことを勉強したい
・全身または手を動かしたい
・自然の中で学びたい
・一からなにかを創造したい
- 住環境 – 北 or 南?都会 or 田舎?
スウェーデンの夏は涼しく過ごしやすいですが、冬は南部でも氷点下になり、北部へ行くほど寒さは厳しいです(-20℃前後)。
都会は利便性が高く各都市部へのアクセスも良好ですが、治安の悪い地域が一部あります。一方で田舎は比較的安全、のどかで暮らしやすいですが、買い物や交通の手段が少ないです。
あなたはどちらの生活を好みますか?
*スウェーデンの地域・気候については次の記事をご覧ください。
- 生活スタイルとその費用
毎月の生活費をいくらまで出せるか、娯楽費をいくら用意するかなどを項目ごとにざっくり書き出します。
✓ 寮費は食事込みで月8~12万円前後が多い(学校により前後する)
✓ 余暇の過ごし方、娯楽や旅行にいくらかけたいか概算する
STEP2:自分の興味を見つける -ジャンルのピックアップ
次のステップでは、FHSの公式検索サイトの「コース検索」ページを見ながら、興味のある分野をピックアップして3つまで(多くとも5つまで)に絞ります。
片手以下に絞っておくと、のちのステップで精査する作業が捗ります。
自分の”興味”を見つける
1. 下部の「コースジャンル一覧」リストから気になるものをすべて選ぶ
選んだジャンルを公式サイトの「コース検索」ページからチェックし、小ジャンルがある場合は取捨選択しましょう。
*この段階では「アリ」か「ナシ」かでサクッと選びます。
2. ①で選んだジャンルを興味の強さごとに「★★★」「★★」「★」の3つに分ける
「楽しそう」「詳しく知りたい」などポジティブな感情や思考をベースに3段階に振り分けます。
★1つ以下が出た場合、削除せず「保留枠」を作って振り分けておきましょう。
コースジャンル一覧
大ジャンル(太字)と中ジャンルを一覧にしました。(2025年11月時点)
中ジャンルの一部はさらに小ジャンルに分かれますが、ここでは割愛します。
*一部の意訳を除き、ほとんどを自動翻訳のままで表記しています。
- エステティックコース(芸術)|Estetiska kurser (764コース)
- 健康・環境・自然|Hälsa/Miljö/Natur (300コース)
- 国際語/言語|Internationellt/Språk (184コース)
- メディア・コミュニケーション|Media/Kommunikation (172コース)
- 人間・社会・宗教|Människa/Samhälle/Religion (456コース)
- その他のコース|Övriga kurser (728コース)
造船、ダンス、デザイン/成形、手芸、聖歌/教会音楽家、陶芸、芸術的な写真、音楽、絵画・ドローイング、ライティング、彫刻、鍛造/シルバー、劇場、演劇指導者、繊維・織物、木工
動物、アウトドア、健康・ウェルネス、スポーツ、調理・家庭、環境・自然、科学、ガーデニング
グローバル開発/国際、スウェーデンとスウェーデン社会のコース、言語、手話、通訳者研修、観光
データ基礎、コンピュータ/IT/ゲーム/Web、映画・テレビ、ジャーナリスト、ジャーナリズム写真、通信、オーディオテクノロジー、メディアベース、ラジオ・ポッドキャスト
保育士、治療教育者/社会教育者、起業家/金融、車両と輸送、レクリエーションリーダー、ジェンダー、持続可能な開発、文化、リーダーシップ/プロジェクトマネジメント、人生哲学/聖書/宗教、ティーチングアシスタント、パーソナルアシスタント、警備、社会、社会的指向、サポートとサービス、健康/社会福祉
一般コース、一般コース(遠隔)、コース言語としての英語、個々の対象科目、家族/青少年、女性対象、学習ペース(遅)、コース仮受講、高齢者対象、海外コース
STEP3:コースをピックアップ
STEP2の「★★★」を公式サイトの「コース検索」でチェックします。興味のあるコースをすべて選び出しましょう。
コースのピックアップと概要チェック
気になるコースを一通り見つけたら、公式サイトで具体的な情報をチェックして書き留めます。
- コース概要、カリキュラム、コース期間、スケジュールと休暇日、諸経費
- 寮の設備情報、費用(食事込みかどうか、配食スケジュール)
- 学校の位置、最寄りの空港や駅までの経路
- 留学費用の概算
STEP4:選んだコースの深堀り
STEP1 「留学の希望条件」とSTEP3で書き留めた情報とを照らし合わせ、コースを3つ、多くても5つほどに絞りましょう。
このステップでは、Google Mapを活用して現地の地理を具体的に把握します。
特に学びたいコースを3つに絞る
1. 希望条件と照らし合わせて決める
留学の希望条件:
- 留学で実現したいこと
- 学びのスタイル
- 住環境
- 生活スタイル・費用
2. 学校の住環境を深堀する -気候、立地、経路、治安
このステップで学校周辺の住環境について詳細な情報を集めます。
- 年間の気候
- 立地、空港や近隣都市までの経路、交通網
- 治安や町の情報
:エリア別の気候・日照情報はこちらの記事を参照
:どの地域・町にあるか、エリアと近辺のスーパーや商業施設、主要駅との位置関係を確認 👈Google Mapを活用
:「 [ 町名 ] Wikipedia」、「 [ 町名 ] Sweden Safety 」でキーワード検索すると町の情報が出てきやすいです
学びたいコースが条件と合わない場合、妥協できるか比較して決めます。
ここではじっくり時間をかけて条件や自分の希望と向き合いましょう。
【重要】Google Mapで確認すべき項目 -「経路検索」の活用
周辺の店舗や施設・駅の場所、それぞれの施設-学校間の経路を調べるとより現実的に検討できます。
- 日本-学校までのルート
最寄りの空港、乗換え(交通機関) - 近隣都市-学校間のルート
交通機関、移動距離、所要時間、交通費 - 学校周辺の店・駅・施設の位置
それぞれの学校までのルート(交通機関)、移動距離、所要時間、交通費
STEP5:1つに決める
絞った3つの候補を吟味して1つに絞れば、そこがあなたの行きたいコース・学校です。
結果に納得できない場合は、STEP2の「★★」から再度選び直します(STEP3~STEP5の繰り返し)。「★★」の候補が尽きた場合は、「★」~「保留枠」のジャンルへも視野を広げたり、STEP4の最終候補も交えて精査し直して1つに決めましょう。
結果に納得できない時
- 「★★」から再度コースをピックアップ
- STEP4、STEP5の手順で精査し1つに決める
- 納得できない場合は「★」「保留枠」からもコースをピックアップする
*納得できるまで上記を繰り返し、最終的に1つを決めます。
筆者のケース:私の5ステップ
私の場合、以下の希望条件を設定しました:
- 留学で実現したいこと:クリエイティブに学びながら長期休暇を取りたい
- 学びのスタイル:座学ではなく、手を動かしたい
- 住環境:南部・中部の田舎(寒さが苦手、治安のよい田舎でのんびりしたい)
- 予算:年間150万円以内(寮費+生活費+娯楽費)
特に重視したのは「気温」と「自然の多さ、治安の良さ」です。北部は冬に-20℃以下になると知り、南部~中部エリアに決めました。
また、日本での環境をがらりと変える為、田舎で安全に暮らせる場所を優先しました。
※自分にとって「絶対に譲れない条件」を明確にしておくと、後で迷ったときに判断しやすくなります。
「フィルター検索」を活用
希望条件を決めた後は「エステティックコース」の芸術系全ジャンルと「健康・環境・自然」内の「調理」と「環境」に絞るところから始めました。
最初は数が多すぎて途方に暮れましたが、フィルター検索で以下の4つの条件を設定するだけで「エステティックコース」の全ジャンル(約770コース)は約300コースまで、「健康・環境・自然」の調理、環境ジャンル(計106コース)は約20コースまで絞れました。
フィルター検索で使った4つの条件
- コースタイプ: プロフィールコース(専門コース)
- コース期間: 1年、2年
- 学習のペース: 100%(フルタイム)
- 暮らしと暮らし: 宿泊付きコース
その後、ジャンルをさらに精査し、気になるコースの各学校の公式サイトで寮費を確認したところ、月7~12万円とかなり幅があることが分かりました。
予算が年間150万円だったので、寮費が月10万円以下の学校に絞り、最終的に4つのコースまで絞れました。この段階で予算を明確にしておくと、効率的に絞れます。
Google Map検索で気づけたこと
私の場合、最終的に中部~南部の4つの学校(コース)が候補に残りました。
4つとも希望条件の「田舎、治安がよい」を満たしていて、コストはまちまち(年間 80~100万円)でした。
Google Mapを見ると、1つは湖の近くで歴史的な建物や古い教会のあるとても素敵な場所でしたが、最寄りにスーパーが1軒しかなく、空港から4時間かかることも分かり、現実的ではないと判断し候補から外しました。
残りの3つは空港や近隣の大きな都市までの移動が1~2時間前後、最寄りにスーパーや商業施設も複数あり、割と快適に暮らせるだろうと予測できました。
最後にコースのカリキュラムを吟味しなおして2つまでに絞り、最終的にややコストの低い学校に決めることができました。結果的に、この学校に留学して大正解でした。コースも充実していて寮も快適で、何よりクラスメイトや講師に恵まれました。
Google Mapで事前に調べることで、現地に行ってから「こんなはずじゃなかった」を防げます。
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