留学前に超初級ワードをおさえておこう
留学準備のスウェーデン語学習において、「実際にどのくらい使えるのだろうか」と疑問に思うことは少なくないでしょう。そんな疑問を払しょくできるように、本記事では、渡航前に最低限覚えておくと留学で役立つフレーズを10個ご紹介します。
実際の留学生活で必ず使う『超初級の単語』ばかりですが、すべて意思疎通に欠かせないものです。すぐに覚えられるので、留学前に繰り返し発話練習しておきましょう。
この記事で分かること
✓ 留学中に頻出した基本フレーズ10個
✓ 各フレーズの読み・使う場面
✓ 基本フレーズにまつわる実体験エピソード
(所要時間: 約10分)
すぐに使える”基本フレーズ”10選
*リアルな発音を再現するために、一部に小文字のカタカナを使用しています。あくまで”目安となる読み方”です。
はい・いいえ
- Ja (読み) ヤー (意味) はい
- Nej (読み) ネィ (意味) いいえ
– リンゴは好きですか? - はい / いいえ
– Gillar du äpplen? - Ja. / Nej.
ギッラル ドゥ エップレン? - ヤー / ネィ
*単語メモ:gillar: 好きである(like)、du: あなた(you)、äpplen: リンゴ(apples)
おまけ「Jo」
- Jo (読み) ヨー (意味) 否定を打ち消す「はい」
Joは否定(文)を打ち消す時や、強調して肯定したい時に使います。
– リンゴは好きじゃないの? - いや、好きだよ!
– Gillar du inte äpplen? - Jo, Jag gillar äpplen!
ギッラル ドゥ インテ エップレン? - ヨー、ヤー ギッラル エップレン!
*単語メモ:inte: 動詞の否定(not)、jag: 私(I)
いいえ、結構です・ありがとう
- Nej, tack (読み) ネィ、タッキ (意味) いいえ、結構です
- Tack (読み) タッキ (意味) ありがとう
– ランチを食べたいですか?(提案) - いいえ、結構です / はい、ありがとう
– Vill du ha lunch? - Nej, tack. / Ja, tack!
ヴィゥ ドゥ ハ- ルンシ? - ネィ、タッキ / ヤー、タッキ
*単語メモ:vill: したい(want)、ha: 持つ/食べる(have)、lunch: ランチ(lunch)
相槌 -その通り・もちろん
- Precis! (読み) プレシース (意味) その通り
- Absolut! (読み) アブソルート (意味) もちろん
– 授業は9時に始まる? - その通り!
– Börjar lektionen klockan nio? - Precis!
ボリヤル レクフーネン クロッカン ニーオ? - プレシース!
– フィーカしない?(提案) - もちろん!
– Vill du fika? - Absolut!
ヴィゥ ドゥ フィーキャ? - アブソルート!
*単語メモ:Börjar: 始まる(begin)、lektionen: 授業(the lesson)、klockan: ~時(o’clock)、nio: 9(nine)
fika: フィーカする(have coffee)
【実体験】「Nej, tack」のニュアンス、相槌のバリエーション
学校生活の初日のこと。
寮スタッフに夕食を食べるか尋ねられて「Nej」と答えたことがあります。寮スタッフは面食らった様子で「”Nej,tack”と言ってね。Nejだけは失礼に聞こえるよ」と教えてくれてハッとさせられました。
すぐに「Nej, tack」と言い直してその場は終わりましたが、「Ja」「Nej」とカタコト英語をやっと絞り出せるくらいの時期に、身をもって学んだニュアンスの1つです。
また、流暢に話せなくても、相槌のバリエーションがあるだけで会話のキャッチボールは盛り上がります。「うん(Ja)」と言うよりも「その通りだね(Precis!)」や「もちろん(Absolut!)」と返す方が自然なコミュニケーションに近づけます。
すみません・ごめんなさい
- Ursäkta mig (読み) ウシェクタ メイ (意味) すみません(注意を引く)
- Förlåt (読み) フォロート (意味) ごめんなさい(謝罪)
Ursäkta migは話しかける・道を譲ってもらう時に使います。「Ursäkta」と略すことも。
Förlåtは明確に非がある時の言葉です。使い分けに注意しましょう。
– すみません、コーヒーはどこにありますか? - こっちだよ!
– Ursäkta, var finns kaffet? - Här borta!
ウシェクタ、ヴァール フィンス キャッフェット? - ハール ボッタ!
– ごめんなさい。遅れました。 - 大丈夫ですよ
– Förlåt. Jag är sen. - Det är okej.
フォロート。ヤー アル セン。 - デ アル オケィ
*単語メモ:var: どこに(where)、finns: 在る(exist)、kaffet: コーヒー(the coffee)、här borta: こちら(over here)
är: である(am/is/are)、sen: 遅れる(late)、det: それ(it)、okej: 大丈夫(okay)
分かりません・知りません
- Jag förstår inte (読み) ヤー・フォシュトー・インテ (意味) 分かりません(理解できません)
- Jag vet inte (読み) ヤー・ヴィエット・インテ (意味) 知りません
– ついてきてる?(理解した?) - 分かりません
– Är du med? - Jag förstår inte (det).
ア ドゥ メ? ヤー フォシュトー インテ (ディェット)
– 犬はどこ? - 分かりません(知りません)
– Var är hunden? - Jag vet inte (det).
ヴァール アル フンデン? ヤー・ヴィエット・インテ (ディェット)
*単語メモ:”Är du med?”: [定型文]話についてこれてる?(Do you follow?)、hunden: 犬(the dog)、vet: 知る(know)
【実体験】魔法の2フレーズで乗り切る
スウェーデン語での授業や日々の会話についていけない時、「Jag förstår inte」、「Jag vet inte」は切り札のように役に立ちます。
「Nej」と答えるよりニュアンスを伝えられるし、意思表示と会話のキャッチボールが成立します。筆者や数年前に移民してきたクラスメイトはいつも「Jag förstår inte」を連発し、その度に教師やクラスメイトが助けてくれる光景は、学校生活のあるあるでした。(いまだに感謝し尽せません)
無料の「forvo」や翻訳アプリで発音を確認
記事の中では、実際の耳で聞こえる音・発声した時に通じやすい音をできる限りリアルなカタカナ表記で表しました。
スウェーデン語の発音をチェックは無料の音声サイト「forvo」や「Wiktionary」、Google翻訳などのアプリがおすすめです。何度も繰り返し聴くことで、イントネーションや独特な発声が身に付きやすくなります。
forvoは世界中から音声データが登録されていて、発音を学習できるサイトです。無料アカウントでは個人利用に限りリスト化や音声DLもできるので学習の補助になるでしょう。(サイトは無料で利用できますが、アプリは有料です)
英語版Wiktionaryでは、検索ボックスに単語検索して言語タブ(Swedish)を選ぶと発音記号や音声サンプルを確認できます。
基本のフレーズに関するQ&A
Q: Tackと言われたら何と返せばいいですか?
A: Varsågod(ヴァーショグード / どういたしまして)、Ingen fara(インゲン・ファーラ / 気にしないで)がおすすめです。
どちらも日常生活でよく聞きますが、「Ingen fara」はよりカジュアルなフレーズです。
ちなみに「Tack så mycket(タッキ ソ ミッケ / どうもありがとうございます)」「Tack, tack!」や「Tackar!(タッカル)」もよく聞くと思います。Tack så mycketは丁寧な感謝の言葉、Tack, tack、Tackarはカジュアルな表現です。
Q: 相手の言っていることが、1文字も聞き取れなかったらどうすればいいですか?
A: ゆっくり堂々と「Jag förstår inte.(わかりません)」と答えれば大丈夫です。
スウェーデンは英語が堪能な人が多いので、どうしてもスウェーデン語が理解できない時は英語に切り替えることもできます。英語すら理解できなくて不安…という場合でも、スマホで翻訳アプリを使えばほとんどの場合乗り切れます。
かく言う筆者も、いつでも・どこででもスマホ片手に常に翻訳アプリを稼働させて会話をしていましたし、どうしても頭が働かない時は英語で会話してもらっていました。渡航当初は何も分からずポカンとするだけでしたが、徐々に慣れていきますよ。
Q: どのくらい勉強すればスウェーデン語を話せるようになりますか?
A: 一般的に、1000時間学習すれば初級レベル(簡単な受け答え)に到達できると言われています。
一日5時間の勉強を約半年続けると「1000時間」になります。初級レベルは「日常生活で見聞きする単語を理解して、ゆっくり自己紹介したり簡単なやり取りができる」程度を指します。
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筆者は約2年間、隙間時間で1000時間分、初級レベルを勉強してから渡航しました。
渡航当初は、ネイティブの会話スピードには付いていけず、挨拶や自己紹介がなんとかできる程度でした。ただ、数字や果物・日常生活でよく使う単語は覚えていたので、日々の生活ですぐに使えて助かりました。
スピーキング練習が足りてなかったため、言葉が出ずに中々苦労しましたが、帰国する頃には自分の意見や考えを説明できるくらいに成長できました。
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