スウェーデンの学割サービスMecenat|FHS留学生の活用ガイド

店に掲示された学割ポスター。 現地生活・費用
現地生活・費用
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学割で留学生活をお得に過ごそう

スウェーデンは、学生向けに生活支援の公的手当てや企業によるサービスが提供されています。

生活費のために学業が疎かにならない仕組みが整備されていて、留学生もその恩恵を一部享受することができます。

本記事では、スウェーデンの留学生活で欠かせない『学割サービス(Mecenat)』について解説します。

Mecenat(メセナート)の基本情報

サービス内容・入会条件・費用

Mecenat(メセナート)は、スウェーデンの学生向けに提供されている割引サービスです。Mecenat会員であれば、衣食住・娯楽などの様々な商品やサービスを通常よりお得に利用することができます。

入会条件・費用

入会条件は、在籍するコースがCSN*の奨学金対象であることで、会員登録・利用は完全無料です。実際の奨学金申請の有無は関係ありません。

フォルクフーグスコーラの多くのコースでは、CSNからの奨学金を受けることができます。コース概要ページに記載があるので確認してみてください。

*CSN…スウェーデン学生財政委員会。学生の財政支援を行う政府機関の一つ。(出典:Centrala studiestödsnämnden – Wikipedia

入会方法と注意点

入会するには個人番号(Personnummer)と在学証明書(Studieintyg)が必要です。個人で申請する場合はMecenat公式サイトから申請フォームに個人番号と書類を添付します。

フォルクフーグスコーラの長期コースは1年未満であるため、個人番号を発行できない人もいます。その場合は学校の学生課に問い合わせましょう。(※筆者は学生課へ相談し、その場でMecenatへ代理申請してもらえました。)

詳細はMecenatの『よくある質問』に記載されているので参照してみてください。

入会後はアプリをダウンロード

無事に入会出来たら、Mecenatアプリをダウンロードし、ログインしましょう。アプリ内で各種特典やキャンペーンの確認ができますし、デジタルカードの提示も可能です。

※アプリやサイトはすべてスウェーデン語なので、語学力が不安な方は翻訳アプリの利用が必須です。

留学中の活用例

Mecenat公式サイトを見れば、あらゆるジャンルのキャンペーン情報で溢れています。ここではおすすめの3ジャンルをご紹介します。

1. 交通機関

『学生旅行マーク*』が付いたMecenatカードを持っていると、路線バスや電車、長距離バス・列車等が学割対象になります。週末や長期休暇で遠出・旅行する時は、必ずMecenatでキャンペーンがないかチェックしましょう

ちなみにMecenatを連携していなくても、学生料金を設定しているところもあります。

公共交通機関の一例
種類 割引率 特典内容
Västtrafik
(南西部の公共交通機関)
25%OFF 30/90/365日定期券が対象
※期間中有効な学生旅行マーク必須
SJ
(長距離列車)
15%OFF 2等車席が対象。カード提示で車内コーヒーも割引OK
VY bus 4 you
長距離バス
10%OFF 全線対象。他の割引と併用OK

*学生旅行マーク(Studentresasymbolen)…本にタイヤが付いたマークや『SL(ストックホルムの公共交通機関)』マークを指します。(出典:公共交通機関のシンボルマークに関するQ&Aページ

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2. ホテル・宿泊施設

Hotels.comやTuiなどの検索サイトや現地のホテルグループなどは、様々なキャンペーンを定期的に実施しています。

北欧は日本より物価が高いため、宿泊料金も当然高くなりがちですが、学割やキャンペーンを利用したり工夫すれば、1泊1万円以下で客室を探すこともできます。

特典の一例(2026年6月時点)

  • Profil Hotels*:2泊以上で30%OFF
  • Scandic*:最大30%OFF
  • Expedia.com:対象ホテル10%OFF

*Profil Hotels, Scandicともに、北欧大手のホテルグループ。

3. スーパー・コンビニ等の食品など

大手スーパー(ICAやCOOP)会員になると対象商品を50%OFFで購入できたり、コンビニ(セブンイレブンやPressbyrån)では学生価格でコーヒーやドリンクを手に入れることができます。

他にも、カフェやレストラン、ファストフード店で期間限定の学割が多く提供されています。使いこなせば、外食をお得に楽しむことが可能です。

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筆者の学割活用例

筆者は国内旅行において、交通機関のほぼすべてを学生料金で利用しました。

マルメーでは路線バスを約30%OFFで利用できたり、SJ(長距離列車)はすべて15%OFFなのでコペンハーゲンまで7,000円(定価の1,500円引き)で移動できました。

また、授業の課題制作の資材を学割で買えたり、地元の美術館はMecenatカードの提示で無料で入館できました。

そもそもMecenat経由でなくとも学生料金を設けるところが多く、学割の恩恵は日常的に溢れていました。

卒業後は『Mecenat Alumni』へ

留学が終わっても続くMecenatの特典

学校を卒業後、Mecenatカードが失効すると自動で『Mecenat Alumni』という卒業生向けの会員へ移行されます。

Mecenatカードは利用できなくなりますが、Mecenatアプリ内で自動に『Alumni』サイトへ引き継がれるため、手続きなしで、引き続き卒業生向けの割引を受けられます。

留学を終えても、卒業生としてお得に現地で買い物やサービスを楽しめるので、スウェーデンへの旅行や再渡航へのハードルが下がりますよ。

『Mecenat』に関するQ&A

Q: Mecenatカードは簡単に作れますか?

A: 提出情報が揃っていれば、簡単に作れます。

筆者は、学校の学生課スタッフに申請してもらいましたが、オンライン申請の翌週には有効になりました。

個人番号(Personnummer)を持っていない人でも、一時的な個人番号が割り振られるようなので、学校へ問い合わせるのが早いです。

ちなみに、公式サイトによると、大学生は入学と連動して自動入会になっているようです。筆者の場合、フォルクフーグスコーラでは個人申請でした。

Q: 交通機関の利用時、いつカードを提示しますか?

A: 車掌や検礼員に提示を求められたら提示します。

チケットのオンライン購入時は、Mecenatカード番号の入力が必須のところもあれば、『Student』を選択するだけで学割料金を利用できるところもあります。(つまり、Mecenat会員情報を入れずとも買えてしまう仕組みもある)

検礼時に学割チケットをもぎってもらう際、念のため身分証明とMecenatのデジタルカードをいつでも提示できるように準備しておきましょう。

*あくまで筆者の実例ですが、実は、交通機関の検礼でMecenatカードや身分証の提示は一度も求められませんでした。(もちろん、毎回提示の準備はしていました。)

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